4人5脚

メンバー: <ばる・スプライト・ウィンストン・がぶたろう>ルール:物語を書いて次にパス。題名・次回予告も物語を書いてる人に決めてもらいます。ツイッターやってます。

【12話】「男の正体」(さおぺろ)

「輝、あいつの事好きなの?」 春起がニヤニヤしながら聞いてくる。 自然と顔が曇る。 こいつも人見知りだったのかな。 遊ぶ前と後じゃ全然人が違う。 「輝、お前分かりやすいなー。可哀想だから言ってやるよ。 葵と隣のクラスの男子、あいつらは…」 耳を塞…

【11話】「邪魔者」(ウィンストン)

輝「お、おはよう…今日はどうしたの?」男との関係が気になってしょうがない。葵「んーなんでもないよ!」そんなことを言われたら余計に気になってしまう。胸が苦しくなりながら授業を受け時間が過ぎてゆく。お昼休みになり葵に一緒に食べようと誘おうとした…

【10話】「輝け!学校生活!」(がぶたろう)

またいつもの朝が始まったが 何故だか今日はいつもと違う自分。 学校が楽しみで仕方がない。 初めての感覚。 昨日ほど充実してた1日は産まれてこのかた 出会った事がなかった。 学校に着いて上靴に履き替えていると後ろから 春起「おはよっ!」 輝「お、おは…

【9話】「輝の本気」 (ばる)

帰り道の途中、昨日行ったカラオケの前を通りがかった。 「葵、歌うまかったなー」 ・・・ 「ん?」 前から左隣の馬鹿真面目が歩いて来た。 「あっ」 思わず声が出る。 (どうしよう…名前忘れちゃった) 「なに見てんの?」 馬鹿真面目が話しかけて来た。 「い…

【8話】「空回り」(スプライト)

ベッドの上で今日の出来事を思い出す。 「歌…覚えよう…。」 ・・・ (ジリリリリリ) 目覚まし時計を止める。 いつの間にか寝てしまってたようだ。 「いってきまーす。」 教室に着くなり席に着く。 相変わらず葵はまだ来ていないようだ。 隣の馬鹿真面目な男…

【7話】「ふたりの距離」(がぶたろう)

部屋に入るなり葵は 曲を選びだした。 最近のノリの良い音楽を歌っているが、全く聞いた事のない曲で上手く乗れない。 葵「輝君も歌ってよ〜」 初めてのカラオケでだいぶ緊張している状況で歌えるわけがない。 曲を選択するパッドを手渡され歌う曲を選んでい…

【6話】「恋に落ちる音」(ばる)

6時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。 挨拶が終わると彼女は強引に僕の腕を掴み、 引っ張る。 「ち、ちょっと!まだ掃除が…」 彼女は僕の言葉を遮る様に言い放った。 「カラオケ!! いくわよ!!どうせいったことないんでしょ?」 図星だった。 葵に…

【5話】「動き出す輝」(スプライト)

「ねぇ!輝君の弁当ちょっとちょうだい!」 葵が口を開いた。 「え、い、いいけど…」 口がごもる。 葵は俺に気を遣っているのだろうか。 楽しくないんじゃないか。 そんなことばかり考えてしまう。 ・・・ 「もう我慢出来ない!」 葵が大声を出す。 はぁ、や…

【4話】「こうじゃなかった 」(ウィンストン)

葵から一緒に食べようと誘いが来た。 「う、うん」 弱々しい返事をしてしまった。 すると葵が 「君ってもしかして…ううん、やっぱりなんでもない! それよりさ!なんて呼べいいかな?原石君?それとも輝君?」 僕は 「どっちでもいいよ」 どーしても明るく振…

【3話】「ランチタイム」(がぶたろう)

チャイムの音が消えると共に、皆が席から立ち上がった。 この時間は僕の嫌いな時間だ。 前の学校での出来事は言いたくない。 皆んなが楽しく笑う声が嫌いだった。 1人になるのが…怖かった。 昼休みが始まり皆各々の場所へと移動を始めだした。 取り残された…

【2話】「高まる鼓動」 (ばる)

「よ、よよろしくお願いします!!」 元気いっぱいな彼女の声に乗せられるように、 反射的にそう答えてしまった。 「やっちまった…クラスのみんな、 絶対引いたよなぁ…」 教室中からクスクスと笑い声が聞こえる。 自分の顔が紅潮して行くのがわかる。 彼女が…

【1話】「転校先での自己紹介」(スプライト)

転校初日の朝が来た。 「いってきまーす。」 5月の中旬にしてはとても暖かい。 「では、今日から新しい仲間が増えます。自己紹介を。」 担任の佐々木。いかにも体育系って感じの先生だ。 「原石 輝(ハライシ ヒカル)です。今日からよろしくお願いします。…

【新連載】 「プロローグ 」 (ウィンストン)

僕はよく根暗と言われる。そんな日常がとても嫌だった。突如父親の転勤で転校が決まった。僕は次の学校では脱根暗を目指すと心に決めたのであった…高校2の5月中旬ここから根暗と言われる主人公の人生が逆転する物語が始まる次回転校先での自己紹介

【最終話】「決着」(さおぺろ)

幾つものオーラが、クレイジー松岡を包み込む。 意識を取り戻した。クレイジー松岡。 気がつくと周りには、 阿部礼二、MAX礼二、MAX岡部。 みんなの姿がある。 彼らは頷いた。 クレイジー松岡の胸元に光るカラータイマー。 クレイジー松岡は胸の前で両腕をバ…

【10話】「激闘」(ウィンストン)

クレイジー松岡と親父の拳が何度もぶつかり合う。幾度の変態繰り返した代償か身体への影響が酷くクレイジー松岡の動きが鈍くなる。その隙を逃さない親父が重い一撃をいれた。重い一撃に耐えられずクレイジー松岡が倒れてしまう。倒れたクレイジー松岡から幾…

【9話】「俺の名は」(スプライト)

校長「お、お前は・・・」 ???「%°#%%¥$€」 巨大な火の玉が校長の真上に現れる。 ???「¥€°#¥$÷+×#°」 巨大な火の玉が学校もろとも押しつぶす。 ・・・だが。 校長「ワシに妹を殺された事がそんなに憎いか。この若造」 丸片腕だけで火の玉を抑える校長…

【8話】「妹死す、岡部さらなる変態」(ばる)

怒りを抑えきれず、MAX岡部は、既に気を失っていたマチ子の肢体を八裂きにした。 その返り血を浴びたMAX岡部は、 さらなる変態を遂げた。 頭からは山羊の様な角が生え、 その目は烏の如く黒く染まり、 その翼は燃える様な紅色に染まっていた。 次回「俺の名…

【7話】 「MAX岡部VSマチ子」(ウィンストン)

MAX岡部に変態した礼二はマチ子を完膚なきまで打ちのめす。マチ子にとどめをさそうとした瞬間…遠く方から妹の叫び声が聞こえた。そこには妹の心臓を握りつぶす校長の姿が…それを見たMAX岡部が怒り狂う。MAX岡部がさらなる変態をする。次回妹死す、岡部さらな…

【6話】「礼二、いっきまーす」(がぶたろう)

礼二の翼は戦闘機よりも早く飛び、 ものの数分で学校へと到着した。 学校に着くなり見た光景はクラスメイトの和美が人質に取られている。 礼二「マチコォォオオ!!」 マチ子「待ってたわよ、貴方の事だから来ないのかと思っていたわ」 礼二「今の俺は昔の俺…

【5話】「マチ子からの電話」(スプライト)

マチ子「どう?これで本気になれるかしら?」 礼二「お前がやったのか!?」 マチ子「あなたはいつも平均。ただ、生きている。そんな甘い人生は見ててうんざりするの。」 礼二「てめー。絶対許さねー!!」 病棟内に唸る轟音。 心の中に誰かが問いかける。 …

【4話】「母の病気、マチ子の様子が…」(ばる)

体を揺すられながら母のことを考える。 あの強くて優しい母が、 一人で僕と妹を育て、 支えていてくれた、そんな母にもしものことがあったら… そんな嫌なことを考えてる間に 病院の最寄駅に着いた。 改札から出てすぐさま走り出した。 息を切らしながらやっ…

【3話】「1月の寒さ」 (ウィンストン)

ふと極寒の中を歩いていた夢の事を考えていた。湖に落ちた時に人の姿が見えた気がする。それは担任の女教師マチ子に似た姿。あれは一体なんだったのだろう。そんなことを考えながら歩き始め電車に乗った。次回『母の病気、マチ子の様子が…』

【2話】「阿部礼二がMAX礼二になる」(がぶたろう)

急いで学校から飛び出した僕は、 普段は乗らない電車に乗る為に、駅へと向かった。 僕の住む町は、みんながよく言う、 いわゆる「田舎」で電車も1日に2本くれば良いくらいだった。 母が居る病院までは電車で1時間ほどで着く距離。 当然のように駅には誰もい…

【1話】「いつも通りの朝」 (スプライト)

僕の名前は、阿部 礼二 何もかもが平均的な学生。 みんなからアベレージって呼ばれてる。 すっかり外は雪景色。 昨日の夢はいったいなんだったんだろう。 いつも通り学校に行き、いつも通り授業を受ける。 こんな毎日に嫌気がさしている。 「はい!今日の授…

【初連載】「プロローグ」(ばる)

私は、夢を見ていた。 それは、 とてもながい夢だった。 気温が−20℃以下の極寒の中で 凍りそうになりながら ただひたすらに歩き続けていた。 ふとした瞬間、 足元が砕け散り、凍てつく湖の中へと落ちていった。 次回 いつも通りの朝